2000年5月号掲載記事/新しい紅茶とワインの友好提携:その2
提携の新しい船出:
 この提携にあたって開催されたイベントは、ジャーナリストや双方の組織の代表者が関っており、ボルドーワイン協会クリスチャン・デルピュ氏の歓迎の辞で始まりました。
  彼は証明されているワインと紅茶の健康に与える影響を認める一方で、フランスとイギリスの一風変わった業務提携を、なかなか面 白いものと考えています。しかし彼は、「紅茶の作法なんて、アテキーヌ地方をフランスに取り返されてくやしがっている島の、ただの奇行だ」と、長い間紅茶を認めなかったとも告白しています。(1453年の100年戦争で、フランス軍は再びボルドーを含むアテキーヌ地方を征服した。こういうわけでイギリスのアンリ・プランタジュネがエリオノール妃と結婚してイギリスが獲得した土地をフランスが奪いかえした経緯がある)デルピュ氏はこの全く異なる2つの飲み物の類似点を強調し、「紅茶とワインは、一番大事な人間の儀式です。そこには歴史や文化があり、儀式のように楽しまれています。紅茶は英国海軍や大英帝国を思い出させ、同様にスパイス貿易や荒波をも思い起こします。さらに紅茶は裕福な中流家庭の楽しみのシンボルでもあります。またワインを飲むことは、フランスの地方や、自由主義フランス、何世紀にも渡って作ってきた美しい景観を象徴するものです。古いボトルが珍重されることもありますが、ワインを飲むことはずっと前から貧しい人々の心をなぐさめるものでした。年代ものが重要だといった古いならわしが、最近また取りあげられていますが、それはあじけない食事に、何か物語をもった飲み物をあわせたくなってきたのです。」
 デルピュ氏の歓迎の辞につづき、ブルックボンド社のマスターティーブレンダー、ジョーンズ氏による実演会が行われました。彼は32年間、紅茶のテースティングとブレンドを行ってきました。ジョーンズ氏は、1968年に見習いとして仕事を始め、インドとスリランカで仕事をし、その後ケニヤのモンバサで2年間紅茶貿易商として働きました。
 次に、抗酸化剤とフラボノイドに特に詳しいジェニー・ポーラー栄養学博士が、ワインと紅茶の健康と栄養面 の特徴について講演を行いました。その中で博士は、「紅茶と赤ワインには、他の抗酸化作用があるビタミンCと比べて、最高4倍の坑酸化作用があります。心臓血管の器官を保護する効果 があるということも科学的調査の結果が示しています。」と語りました。
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