| 輸入監視の続行: 1958年、アイルランド政府は『茶条例(購入及び輸入に関する)』を可決しました。この条例のもとで、1958年6月2日、新しい茶会社、TEA IMPORTERS株式会社(1958)が組織され、アイルランドへの茶輸入に関する、独占的な権限を持つに至りました。この新しい会社と従来の会社との違いは、従来の会社は、政府によって保護されていましたが、この新会社は、いくつかの私有会社(卸業者、ティー・ディーラー協会)が株式を所有していたことです。政府はこれらの貿易を援助するため、TEA IMPORTERS株式会社(1958)に、金融取引の免許をを与えました。これは後に、大変な価値を持つことになりました。新しい取り決めのもとでは、全ての茶輸入会社は、好きな茶を買うことが出来ましたが、必ず茶生産国からの購入に限り、また、TEA IMPORTERS株式会社(1958)の船荷引替証を通すこととなっていました。これは、いかなる茶も、ロンドンから、又はロンドンのオークションから、又は個人的に、又は、その他のヨーロッパ諸国から購入することは出来ないことを意味しています。 英国とアイルランド茶貿易の疎遠化: これらの諸事情の末、アイルランド茶貿易は、独自に発展しつづけ、英国のそれとは違った性質のものとなりました。この違いは、それぞれの消費される茶のタイプや品質に現れることになります。全体的に見て、アイルランドの茶の品質のほうが高く、英国では、細かい葉の『ファニングス』が最も多く使用されていたのに対し、アイルランドでは『ブロークン』級の葉が大半を占めていました。 ECC加入: 1973年1月、アイルランド協和国は、ヨーロッパ経済共同体へ加入し、それに伴い、独自の条例(茶条例など)は、このEECの規則にそぐわなくなりました。そのため、この条例は廃止されます。それ以後は、アイルランドの茶会社は、どこからでも茶を購入することが出来るようになります。1986年6月13日、TEA IMPORTERS株式会社(1958)は貿易を止め、金融免許を使って『アイリッシュ商業銀行』という名の銀行を設立しました。そして、茶貿易としての正式な役割は終焉したのです。 |
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